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  1. 川越市議会 2013-09-25
    平成25年 文化教育常任委員会 会期中(第1日・9月25日)本文


    取得元: 川越市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-23
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 △案件  議案第 五四号 平成二十四年度川越市一般会計歳入歳出決算認定についての所          管部分  議案第 八五号 平成二十五年度川越市一般会計補正予算(第二号)の所管部分  所管事項の報告について  ─────────────────────────────────── △会場 市役所 第三委員会室  ─────────────────────────────────── △出席委員    委員長   小野澤 康 弘 議員  副委員長  川 口 知 子 議員    委  員  山 根 史 子 議員  委  員  荻 窪 利 充 議員    委  員  高 橋   剛 議員  委  員  小 林   薫 議員    委  員  吉 敷   賢 議員  委  員  清 水 京 子 議員  ─────────────────────────────────── △市議会副議長    副議長   大 泉 一 夫 議員  ─────────────────────────────────── △説明のための出席者                      教育委員長 梶 川 牧 子                 教育委員長職務代理者 長谷川   均
                          教育委員 原 田 由 美                       〃    長 井 良 憲                        教育長 伊 藤   明             【文化スポーツ部】                         部長 今 井 孝 雄               副部長兼文化芸術振興課長 利根川   晃                参事兼スポーツ振興課長 西 島 昭 善                参事兼国際文化交流課長 盛 田 茂 治           文化芸術振興課文化施設担当副参事 前 島 和 行                       美術館長 上 野   正             【教育総務部】                         部長 横 田   隆                 副部長兼教育財務課長 円城寺   実                参事兼地域教育支援課長 芹 沢 雅 一                  参事兼中央公民館長 大 嶋 美紀夫                     教育総務課長 川 合 俊 也                   教育財務課副参事 井 上 敏 秀                    文化財保護課長 忽滑谷 達 夫                     中央図書館長 澤 田 勝 弘                       博物館長 田 中   信             【学校教育部】                         部長 新 保 正 俊                 副部長兼学校管理課長 小 林 英 二                    学校教育部参事 山 本 康 義                  参事兼教育指導課長 佐 野   勝                参事兼教育センター所長 福 島 正 美                   学校管理課副参事 福 原   浩                   〃        内 野 博 紀                   教育指導課副参事 竹 内 一 博                     学校給食課長 岩 澤 義 明                市立川越高等学校事務長 御菩薩池 和良                  教育センター副参事 横 山 敦 子  ─────────────────────────────────── △事務局職員                      議事課主査 島 田 純 一                      議事課主任 田 中 久仁子  ─────────────────────────────────── ○開  会  午前九時五十六分      (休  憩)      (再  開) ○議  題  議案第五四号 平成二十四年度川越市一般会計歳入歳出決算認定についての所管         部分 ○提案理由の説明(文化スポーツ部副部長兼文化芸術振興課長教育総務部副部長          兼教育財務課長) ○質  疑 2 山根史子委員 二百七十九ページの小学校就学援助費事務についてお伺いいたします。まず、その内容についてお伺いいたします。 3 教育総務部副部長兼教育財務課長 就学援助事業ですが、学校教育法の十九条の規定に基づきまして、経済的に困窮している家庭に対して扶助費として学用品費、通学用品費また校外活動費修学旅行費等を支給するものです。 4 山根史子委員 手続は、どちらの窓口になりますでしょうか。 5 教育総務部副部長兼教育財務課長 申請の窓口といたしましては、教育財務課の窓口でも受け付けをいたしておりますし、また学校でも同様の受け付けをいたしています。 6 山根史子委員 申請については、その保護者の方がみずから必要だと思ったときに申請を出すということでしょうか。 7 教育総務部副部長兼教育財務課長 就学援助につきましては、保護者の方から申請を受けまして、その申請につきまして認定の基準がありますので、そちらで判定をいたしまして認定をしております。それから支給という形になりますので、基本的には申請をいただくことになります。 8 山根史子委員 周知はどうなさっていますでしょうか。 9 教育総務部副部長兼教育財務課長 例年、広報川越で、こちらで就学援助の案内を掲載しております。また、各保護者の方にもお知らせということでチラシをつくりまして、それらを配布しております。 10 山根史子委員 近年、ひとり親家庭が増加傾向にあることと、経済的に格差も広がりを見せていると私は承知しておりますが、そうした低所得者に対して、例えばひとり親家庭の場合、離婚届を出したときというのは、ひとり親家庭に対する支援については、さまざまこども政策課で説明や資料をいただいたりということがあると思いますが、それにあわせて教育委員会でそうした支援があることを、ひとり親家庭になられる方に御案内を差し上げたらいかがかと思います。その方法として、例えば教育委員会が所管のひとり親家庭支援にはどのようなものがあるのかをまとめたものを一つのペーパーにしていただいて出していただくなり、またこども政策課とも協力していただいて、一つの冊子にしていただいて配布するというのはいかがかと思います。御見解をお伺いいたします。 11 教育総務部副部長兼教育財務課長 就学援助の認定は、今、委員さんおっしゃったように、例えばひとり親家庭母子家庭等の状況もあります。実際、こども未来部こども政策課等と連絡をとりまして、こちらと情報を共有している部分があります。ただ、そういったひとり親向けの全てのそういう支援を網羅したような冊子というのは、教育財務課としてはつくっておりませんので、御提案いただいたお話につきましては、こども政策課等と協議する中で検討してまいりたいと考えています。 12 山根史子委員 続きまして、主要な施策の成果に関する説明書の百三ページ、生徒指導の充実・強化についてお伺いいたします。  いじめ・不登校対策の部分で、不登校の児童生徒数は、前年度と比較し小学校は増加傾向にあるということですが、その原因はどのように捉えられているでしょうか。 13 学校教育部参事教育指導課長 不登校の児童数ですが、二十二年度、二十三年度、二十四年度で見ますと、十八人、二十二人、二十八人ということで増加しております。この原因といたしましては、捉えている原因が、家庭生活をめぐる急激な変化、親子関係をめぐる問題、家庭内の不和等が多くなっております。また、子供の中には不安などの情緒的な混乱を持っている子も不登校になっております。 14 山根史子委員 県内他市の状況は、もし把握していればお願いします。 15 学校教育部参事教育指導課長 申しわけありませんが、把握しておりません。 16 山根史子委員 原因については、家庭環境の変化ということで承知いたしました。その対策としてはどのようにとられてきたのでしょうか。 17 学校教育部参事教育指導課長 川越市いじめ・不登校対策検討委員会を設けておりまして、そこで大学教授を中心とした検討会を設けております。スーパーアドバイザーとして来ていただいているのと、臨床心理士の方も入っていただきながら検討を進めております。なお、これに関する資料を各学校に配布しながら、また指導を行っているところです。 18 山根史子委員 確認させていただきますが、それは生徒に対してのものでしょうか。 19 学校教育部参事教育指導課長 対応につきましては各教員でありますので、教員に対する指導内容のリーフレットになっております。 20 山根史子委員 今後の対策はどのようにお考えになっておりますでしょうか。 21 学校教育部参事教育指導課長 今後も同様に不登校対策を進めていきたいと考えておりますが、さらにスクールカウンセラーであるとか、さわやか相談員の活用等を図っていきたいと思っています。また、この方々も家庭に行けるような状況をつくっていきたいと思っております。 22 山根史子委員 埼玉県において、以前は不登校の児童生徒数が全国的に見てすごく発生率が高くなっておりましたが、ここ数年で改善が見られていると思います。それについては、やはり学校と担任の先生と家庭での連携によって解消されたとお伺いしております。川越市では、不登校の出現が増加傾向になってしまった原因として、家庭にあるのではないかという見解があるのであれば、やはり子供の精神的なフォローもそうですが、親へのフォローも重要ではないかと考えます。例えばひとり親家庭に対しては、仕事と家事と育児で心身ともに精一杯やられているため、時間的余裕がなかなか持てないと思います。そのときに積極的に学校がその保護者の方の御相談に乗っていただいたり、あるいはお手数かもしれませんが、お宅を訪問して様子をうかがってみたりというような体制があって、一緒に頑張ろうというような姿勢で進めていただければ、保護者にとっても児童生徒さんにとってもよろしいのではないかと思いますが、御見解をお伺いいたします。 23 学校教育部参事教育センター所長 不登校児童生徒の対応ということで、今、保護者についてもいろいろな支援をというお話がありました。これに関しましては、教育センター分室リベーラでいきいき登校サポートプランと銘打ちまして、その中で先ほどもありました川越市さわやか相談員、これにつきましては家庭訪問ということではないんですが、そういった問題を抱えている保護者の相談を受けるということを行っております。また、リベーラにおきましても、そういった不登校について悩んでいる保護者の方の相談も受けております。学校に復帰できるような支援を行っております。 24 山根史子委員 さわやか相談室については、以前も発言させていただきましたが、みずから行かなくてはならないところだと思います。みずから行ける方というのは、未然に防止ができたりですとか対策も打ちやすいかと思いますが、不登校になってしまった子供に対してですとか保護者に対してというのは、やはり最初の一歩が踏み出せない状況にあると思います。その最初の一歩を踏み出せるために、先生方のお忙しい事情も重々承知しておりますが、訪問していただいたりですとか、学校側から積極的な態勢を見せていただくということについてはどのようにお考えでしょうか。 25 学校教育部参事教育指導課長 学校側への指導として、家庭訪問等を教員にということで、これは指導しております。今後も続けていきたいと思います。なお、校長に対しては、民生委員であるとか主任児童委員であるとか、こういう方々にも訪問していただくような形をとらせていただいております。 26 山根史子委員 理解いたしました。  続きまして、川越市一般会計特別会計決算書及び附属書類の二百九十一ページの学童保育室運営管理についてお伺いいたします。  学童保育室の運営について、これまでもさまざまな御要望が出されておりますが、その意見は、学童保育の会が取りまとめて要望書として提出されていると承知いたしております。私としては、取りまとめたものではなくて、各学童保育室の個人個人の保護者からの生の意見、御要望というのもしっかり聞いていただきたいと思っております。      (休  憩)      (再  開) 27 山根史子委員 二十四年度より室長を配置されましたが、実際、現場での保護者や指導員からはどのような御要望があったのでしょうか。 28 教育財務課副参事 平成二十四年度から配置しました学童保育室長についての保護者あるいは指導員からの要望ですが、実際一人の室長が八室を持っておりまして、一週間に一つの学童保育室を二回ほど巡回して回る。そういった中で、指導員あるいは保護者、直接保護者からというのは少ないかと思いますが、指導員を通じて保護者の声ということで、室長連絡票というものを作成して、その中に記入していただいて、教育財務課に声を上げるような形をとらさせていただいております。  実際に平成二十四年度四月一日から今年三月三十一日までですが、保護者、指導員、またあるいは学校で、その他として室長連絡票を集計いたしますと、全部で御意見、要望あるいは苦情、そういった形で四百六十九件、これが寄せられているという形になっております。 29 山根史子委員 主にどのような御要望が多かったか、お伺いを致します。 30 教育財務課副参事 主には、施設の老朽化等から来る施設の改善要望、あるいは避難訓練を実施してもらいたい、あるいは火災の避難訓練だけではなく防犯、そういった子供の安全にかかわる取り組み、そういったものを推進していただきたい。また、最近では、緊急事態が発生した場合の保護者への連絡、そういったものについて検討していただきたいという声も寄せられております。 31 山根史子委員 私ごとですが、自分の子供も学童保育に通わせていただいて、さまざま御意見、御要望というのは保護者の方からお伺い致しております。その内容はやはり教育委員会に届いている要望と、現場の声というのにすごく差があると思います。例えば保護者からは、施設の修繕ですとかを気にする声はそんなに多くは聞きません。一番私のところに相談に来られるのは、保護者会での会計役員の負担についての御要望と御意見が多く寄せられます。会計は、毎回保護者会で集金を預かって、その金額を各分野に振り分けて管理をしております。その会計簿は、本格的なものも使用しているため、途中入退室や休室など、毎月の集計に大変苦労をされているようです。保護者はその苦労もわかっているので、役員決めのときには、会計の役だけは決まっていかないのが現状であると思います。また、その会計の役になる方も、仕事などで会計にかかわったことがある人がなるとは限りませんで、ほとんどは、素人の方がやられております。総会の前には何日も徹夜をして、仕事を休んでまで作業に追われております。保護者会というのは、任意の団体にもかかわらず、ここまで保護者に負担をかけるのはいかがなものかと考えております。また、素人である一保護者が、学童保育室を利用されている保護者から大金を預かって管理しているというのも問題であると考えておりますが、それについての御見解をお伺いいたします。  一方で、おやつなどに対しては、アレルギーなどの問題で保護者会が担っております。また、行事費と教材費などを今も保護者会費で担っているわけですが、学童保育の会とも折り合いがついていないために、そのようなことが発生していると思いますが、今後はどのようにしていくおつもりなのか、お考えをお伺いいたします。 32 教育財務課副参事 まず、保護者会の活動ですが、教育委員会としましては、保護者会はあくまでも任意の組織ですので、そこで保護者会としての活動、あるいはその活動の資源となる会費、こういったものにつきまして、市から、教育委員会としてこうあるべきといったところはなかなか申し上げられないのが現状です。  ただ、ほかの学童保育室保護者会ではこのようにやっている、保護者の方から問い合わせがあった場合には、こちらの学童保育室保護者会はこのような形でやっていますといった情報をお伝えしていることもあります。そういったアドバイスというか、今までの保護者会のところはこうやっているが、それ以外のところもこういう形でやっている、そういった形をお伝えすることがあります。  また、今後につきましても、学童保育室保育料値上げの際に附帯決議をいただいておりますとおり、公設公営ということですので、市が責任を持って運営していくという議決をいただいておりますので、そのつもりで日々努力はしていますが、その手の届かないところ、そのような部分を各保護者会が担っているという認識はあります。それが、今、委員さん御指摘のとおり、おやつとかそういったところにあらわれていると認識はしております。  ただ、保育料値上げの際のおやつとかいろいろな話の中では、やはり市とすれば必要性は認めておりますが、いろいろな例えばアレルギーの問題、あるいは行事食の問題、そのようなことがありますので、すぐに市としてそれを対応していくという予定はありませんということでご答弁させていただきましたが、現在もその状況には変更はありません。 33 山根史子委員 学童保育料の値上げ、見直しのときに、おやつ代ですとか、行事費ですとか、今後どうしていくのかというような議論があって、これからさまざま検討されていくという御答弁をいただいていると思いますが、その後、学童保育の会との話し合いですとか、どのような検討をされていますか。 34 教育財務課副参事 おやつにつきましては、二十三年十二月議会の際のいろいろな御意見等を保護者から寄せられました。そのほか、昨年二十四年度から保護者会長会議ということで、年三回、保護者会長さんにお越しいただきまして、市からの連絡事項あるいは保護者からの要望を上げていただいて、市の中でいろいろ検討したり、意見交換等を保護者会としているところです。その中で、やはりおやつについては、かなり要望としては強く出されている、主な内容としては、保育料が値上げになったので、その部分をおやつとして出してもらいたいという要望も寄せられております。  ただし、私どもの考え方といたしましては、保育料の基本的な考え方、これが人件費の、実際現場で保育に携わる職員の人件費の二分の一を保育料として徴収させていただくということでスタートしております。その考え方につきましては今も変わっておりませんので、おやつにつきましては、仮に市が行うとなった場合も実費負担をお願いするという形で考えております。 35 山根史子委員 理解いたしました。今後、ぜひ保護者から直接意見をいただけるような仕組みづくりについて御見解をお伺いいたします。 36 教育財務課副参事 以前から、先ほどの学童保育の会、こちらで取りまとめて要望を出されて、市と話し合いをしているということはありました。昨年度、二十四年度から実施しておりませんが、要望書は提出を昨年度は受けております。そのほかにも、各学童保育室保護者会から連絡がありまして、例えば保護者会に来て説明をしてくれと呼ばれるようなことが実際に二十四年度もありました。二回か三回ほど、保護者会に出席をさせていただいて、説明をさせていただいております。あと、施設の建てかえ、そのような場合にも、やはり保護者会に保護者としての要望、そういったものをこちらで聞かせていただく機会を設ける、そういう形で進めております。  また、実際になかなか市役所に来るというのは難しいとは思うんですが、中には、市役所に保護者会を代表してということでお話、要望あるいは苦情や意見、そういったものをお寄せいただく、あるいは電話でそういったものをお寄せいただくということは発生しております。  ただ、委員さん御指摘のとおり、一部の保護者の方は、そのような形で市に要望等を寄せられるわけですが、中には、やはりなかなか市に声を出しにくいという状況もあろうかと思われますので、その辺につきましては、今後検討して何かしらかのよい手立てがないか検討してまいりたいと考えております。      (休  憩)      (再  開) 37 山根史子委員 引き続き、学童保育の会について聞かせていただきます。  学童保育の会は任意団体であること、それと保育料の値上げについては人件費等々のことであって、おやつ代とか教材費ですとかはそこに含まれていないということは、保護者の間でも御説明いただいていますし、十分理解はしております。  ただ、保護者の立場からすると、特に会計の役員なんですが、仕事をして、帰って育児もして、家事もして、なおかつ重い役割が来てしまうと、何かを削らないとやっていけないぐらいすごく苦しんでおります。私も先ほど申し上げましたが、ある方は、仕事を休んでまでもその役を全うしなければならないというような状況もあるわけです。要望としては、おやつ等が個人負担になったとしても、個人個人の役割の負担を軽減していただきたいということですが、そのことについてのお考えをお願いします。 38 教育財務課副参事 今、委員さん御指摘の経済的なということではなくて、あくまでも人的なというか、あるいは時間、そういったものの負担ということですが、川越市の学童保育室は、通常であれば十二時半から六時半まで開室して、土曜日と長期休業というところが川越市としての学童保育室の範疇と考えております。それ以外の部分、保護者会あるいは学童保育任意の団体が独自の活動として活動あるいは行事を行う、そこにつきましては、市の立場とすれば、そこに直接こうしなさい、ああしなさいといったことはできないと考えております。
     ただ、アドバイスというか、ある保護者会二つ三つから話が出たんですが、行事が多い、そういった場合には、やはり十年、二十年も前から続いている行事、それに新しくつい最近できた行事、そうなるとやはりどんどん負担が増していくばかりですので、そこは今いる保護者の方が、今の学童保育室保護者会を担っているわけですから、今の保護者の中でそれを話し合って、例えば五つある行事を三つにしよう、四つにしよう、こういった形で対応してはいかがですかという投げかけをさせていただいたことはあります。  それと集金、そのような手間というか負担なんですが、そこにつきましては、やはり市として保護者の方からお金を集めているわけではありませんので、あくまでも保護者会の中あるいは会の会費といったところでありますので、そこを実際に保護者の方から御意見も寄せられております。指導員がその集金をしてくださいという御意見も寄せられております。ただし、そこにつきましては、やはり任意の団体で集めている会費あるいはいろいろなお金、それを市の職員が市の職員としてそれを集めることはできないということをお伝えさせていただいております。指導員も保護者会の会員という形になっているところは、ほとんど全ての学童保育室がそうかと思いますが、指導員がそのとき仮に集金をするんであれば、それは市の職員としてではなく、保護者会の一員として集金をしていただくべきだなと考えております。 39 山根史子委員 これまで保護者会において集金をされているおやつですとか、教材ですとか、行事についての必要性は、市としてはどのように考えられますか。 40 教育財務課副参事 おやつにつきましては、先ほど私どもとしても必要性は認めているというお話はさせていただきました。それは、やはり小学生ということで低学年の児童が多くおられますが、そういった中では、やはり六時半までいて、それから保護者が迎えにきて家に帰って、それから夕飯をつくって食べるということになりますと遅くなりますので、おやつの必要性は認識しております。  ただ、今までの話、保護者会などとの話の中では、やはりそれを市が直接出すといった部分で、やはり三十二の学童保育室で、それを全て回ると、回るというか、市で用意した場合に配る、なおかついろいろなところでお誕生日会とか、クリスマス会とか、行事をやられていますので、そういった行事への対応、その辺はまず難しい。それとアレルギー対応、保護者会の中では、学校給食も食べられないで、その代替のものも食べられないので、家から持参しているというお子さんがいると、これについて対応できるのかという意見がありました。そこまで学童保育室の中でのおやつ、それを対応していくのは現時点では困難だろうと考えております。  それと、それ以外に保護者会が御負担なさっています教材費ですが、この教材費につきましては、基本的には市の中で賄うのが一番いいと考えております。ただ、保護者会が独自に集金しているおやつ代、教材費、こちらにつきましては、やはり各学童保育室で金額も異なりますし、使う用途も違っております。そういった中、三十二を一律でやっていく場合に、やはり今現在予算が消耗品という形ですが、それをどこまで金額を増額させれば各学童保育室がいいのかという形になりますが、基本的にはやはり財政が厳しい中ですので、市の予算の中で必要最低限、学童保育室で保育時間を過ごすに当たって、必要最低限のものは市が用意するという形を進めさせていただければと考えております。それ以外の時間、そういった部分につきましては、市の直接の部分ではありませんので、その部分で使われるようなもの、これにつきましては保護者会なり、何らかそういった組織で対応していただかざるを得ないのかと考えております。 41 山根史子委員 これまで長い間、学童保育の会のもとでおやつですとか行事も進められてきたので、ここを変えるということについて、保護者の間では変えたいと思いながら、なかなか難しいというところがあると思います。この値上げをするときの質疑の中でもありましたが、やはり学童保育室は、川越市教育委員会の管理のもとで運営がされていくべきであると思いますので、おやつに関する要望ですとか、行事に関することでのさまざま御意見が寄せられているのであれば、これに対応するように努力をしていただきたいと思います。今後検討していただければと思います。お考えについてお伺いをいたしまして、以上とさせていただきます。 42 教育財務課副参事 川越市の学童保育室に長い歴史があります。民間でスタートしたという歴史もあります。今までの間、各保護者会そういったところに、市としてもおんぶしてしまったといった部分もあろうかと思います。そういった点を踏まえまして、また平成二十三年十二月議会のときに、附帯決議を受け、公設公営の徹底を図って、責任を持って運営しなさいという言葉をいただいて議決を受けていますので、それに向かって取り組んでいきたいと考えております。その中の大きなものといたしまして、今、委員さん御指摘のとおり、そういった保護者会としての負担、その部分を少しでも軽減できるように、市として取り組んでいきたいと考えております。 43 荻窪利充委員 主要な施策の成果に関する説明書の百五ページ、先ほどもちらっと出ておりましたが、教育相談の充実の相談活動の充実の分野についてお伺いいたします。  相談内容の最近の傾向と相談件数の推移、そしてそのほか特別な変化等、何か気づいている点があるでしょうか。 44 学校教育部参事教育センター所長 これにつきましては、教育センター分室リベーラで対応をさせていただいている件です。  まず、内容についてですが、相談内容といたしましては、面接相談それから電話相談に大きく分かれます。面接相談につきましては、面接相談員が対応させていただいていますが、平成二十四年度、相談の延べ件数が二千七百八十八件となります。傾向といたしまして、毎年この程度、三千件前後の相談を扱っております。  それから、内容につきましてですが、最近の傾向といたしまして、先ほどもありました、児童生徒が学校に行くことができない。これは小学生・中学生だけでなく、一部、高校生も含めてということでありますが、それに関する相談ということが多くなってきております。また、いわゆるそれに関する不登校であるとか、それから不登校というところまではいかないですが、学校に対して不適応の傾向があるというもの、これが多くなってきております。また就学相談にかかわる内容、これについても多くなってきております。 45 荻窪利充委員 学校に行けないと、不登校の御相談があるということなんですが、それは同じ人が常に来られているのか、新たな人が含まれてきているのか、その辺の把握はどのようになっているでしょうか。 46 学校教育部参事教育センター所長 面接相談に関してですが、これにつきましては継続して相談を行うということになります。基本的に保護者とそれから児童、子供とペアになってといいますか、相談員も二人体制で、親面談、子面談という言い方をしておりますが、その相談が終わった後に、また次回の相談の予約をしてということで、先ほども山根委員さんからありましたが、保護者が相談に子供とともに来るということも大切にしていきたいと思いますので、その雰囲気も維持しつつ、家庭とリベーラとの関係も維持しつつ、対応をやっているというところです。 47 高橋 剛委員 何点かお尋ねをさせていただきたいと思います。  平成二十五年度川越市の教育という教育委員会で作成された冊子がありまして、この中に教育委員会の平成二十四年度の開催状況が掲載されておりまして、これをもとに何点かお尋ねしたいと思うんですが、まず教育委員会の開催については、どのような手続をとられるのでしょうか。 48 教育総務課長 教育委員会の開催につきましては、現時点では掲示板に掲示して公示しております。現在、会議録の公開等を含めまして、ホームページも、今、改正を考えているところです。その中で公開についても、今後ホームページの中で掲載していくことを現時点では考えております。 49 高橋 剛委員 ホームページで掲載をしていくという方向が今お話にありましたが、そういうふうに検討されている要因というか理由については、どのようなことがありますか。 50 教育総務課長 ホームページで掲載する要因と申しますか、教育委員会の会議録、こちらの公開を考えております。 51 高橋 剛委員 改めてお尋ねするんですが、そのような公開をする検討をしているということの理由についてお尋ねします。 52 教育総務課長 これにつきましては、以前から課内でも検討しておりました。六月の一般質問におきましても、やはりこの点につきましては質問がありました。また、市民の方からも、その公開については、今現時点については教育総務課の窓口に来ていただければ、その会議録を閲覧できるのですが、こちらについてもホームページ等で掲載してほしいというような要望がありましたので、それに対する対応といたしましてホームページ掲載を考えております。 53 高橋 剛委員 この教育委員会については、会議の規則であるとか、それからあと傍聴人の規則などが定められておりまして、基本的には市民に公開されるものということとなると思うんですが、昨年度の開催状況について御説明いただけますか。 54 教育総務課長 平成二十四年度の開催状況ですが、定例会を十二回開催いたしました。その他学校等視察が九校、それからその他の活動といたしまして、市議会ですとか、教育委員会連合会の研修等に二十回参加させていただいております。 55 高橋 剛委員 この川越市の教育によると、臨時会の開催はなかったということのようですが、それはそのとおり臨時会の開催はなかったということでよろしいですか。 56 教育総務課長 二十四年度につきましては、臨時会の開催はありませんでした。平成二十三年度は臨時会一回、二十二年度は二回、二十一年度は二回開催されています。 57 高橋 剛委員 臨時会の開催の仕方、開催をする場合の手続はどのようになりますか。 58 教育総務課長 臨時会につきましては緊急の場合が多いので、これにつきましては、事務局から各委員さんに御連絡して、招致して来ていただくという形になります。 59 高橋 剛委員 教育委員長にお尋ねしたいんですが、昨年度中は教育委員会の臨時会を開く必要がなかったという、そのような認識でよろしいですか。 60 教育委員長 私は、昨年、教育委員として参加しておりましたが、教育委員会に結果的にいろいろ問題があったようにも伺いますが、緊急の委員会の招致はなかったので、昨年度はそれでよろしかったと私は思っております。 61 高橋 剛委員 臨時会が開催できる状況には、これは規則の中などにはありまして、委員の皆様の中からそのような声が上がらなかったということだと思うんですが、それについてはそういう状況だったという御説明だったと思います。  この教育委員会の開催のお知らせについては、先ほど掲示板に告示をするということだったと思いますが、議会などでは委員会の開催をホームページなどでお知らせするという形で、広く市民の皆さんに傍聴していただくような情報を提供しておりますが、教育委員長の見解として、開催について告示以外の何かとられている方法があるのでしょうか。 62 教育委員長 現在は、教育委員会に関しましては、前の月の会議で、教育委員会の次の月の開催日を決定しております。それから、何かいろいろ問題が、もちろん日々子供たちは学校で活躍をしておりますから、いろいろな事故等ありますが、そういうときは事務局から各教育委員にその都度丁寧に御説明をいただいておりますので、今年度に関しまして緊急の委員会はなかったことに関してはそれでよかったかと思っておりますし、それからホームページに掲載するということは、今の時代に大変即しておりますし、市民が川越市の教育委員会がどのように活動しているかを知るためにもとても大切なことだと思いますので、そういう方向にいくことはとてもいいことだと私自身は思っております。 63 高橋 剛委員 昨年度の教育委員会定例会の傍聴者の数を教えてください。 64 教育総務課長 平成二十四年度の傍聴者の数ですが、延べ五名となっております。これにつきましては、昨年度、定例会の中に学校のいじめの関係がありましたので、いじめの関係に関する報告が昨年は全部で七件報告させていただきました。その中の部分に傍聴者の方が延べ五名いらしております。 65 高橋 剛委員 そのような年間通して五名という傍聴があったということでありますが、このことについて教育委員長、この五名を多いと思うか少ないと思うか、いかがですか。 66 教育委員長 大変私的な意見を申し上げますが、私は、数年前までは一般市民でしたので、非常に反省しておりますが、市政に対して目線がなかったかなと思っております。そして、ここで数年、教育委員会に参加いたしまして、やはり教育というのは政治の一番大事なところかなと思っておりますので、市民の方がもっと実際は、議会もそうですが、目線を向けていただいて、傍聴に来ていただいてもいいんではないかなと思っております。 67 高橋 剛委員 今、委員長のもっと来ていただけるとという話だったと思うんですが、告示以外に教育委員会開催についてどのような方法があるのか、そのことについていかがですか。 68 教育総務課長 現時点におきましては、やはりホームページ上においての公表で、教育委員会の開催のお知らせが一番市民の方に素早く伝わると認識しております。 69 高橋 剛委員 ホームページでの委員会開催のお知らせですが、具体的にどのように、このスケジュールといいますか、今後の対応について具体的なところはどのようになりますか。 70 教育総務課長 今年度中には、ホームページに掲載をするように今準備が進んでおります。 71 高橋 剛委員 ぜひ教育の決定をする教育委員会の開催については、多くの市民の皆さんに関心を持っていただくこと、その会議の経過を直に見ていただくということは、やはり早急に対応をとっていただく必要があるのかなと。年間五名の傍聴ということでは、大変市民の皆さん方にとって教育委員会の存在というのがどのように受け取られているのかということは推測はいたしますが、やはり改善すべき点はあるのではないかと思いますので、その点は指摘をさせていただきます。  それから、この教育委員会の開催の会議の内容等についても、やはりいじめについて議題とされたところは、大変昨年度多かったと思います。中学生の暴行による傷害ということで取り上げられて、その後の対応等も検討されたと思います。昨年九月の議会で、文化教育常任委員会から決議が出されていると思いますが、その後のいじめに対する取り組み状況について御説明をいただけますか。 72 学校教育部参事教育指導課長 昨年度のいじめの延長上の傷害事件を教訓にいじめ再発防止を強く求める決議を受けまして、方針としては、いじめが人間として許されないことであること、また、いかに人間は尊重されるべき存在であるかを学校教育の柱とすることを各学校に指示しました。その上で、家庭での話し合いであるとか、教職員、生徒、保護者、地域全体の共通認識を徹底するように、そのようなことであるとか、いじめの防止、早期発見、発生時の対応について強化することを基本方針として対応してまいりました。  具体的には、教師の感性を磨くこと、ではないと、いじめの早期発見、早期対応にはならないということで、この指導、児童生徒との信頼関係を深めること、これは学級経営であるとか、道徳の指導であるとかであらわれてくるかなということです。これを充実させることだと考えております。三点目は、児童生徒が主体となった取り組みを進めること、今現在も話し合いを進めて取り組んでおります。四点目なんですが、関係機関等との連携を強化すること、あと、いじめに対する研修会を行うことということで、研修会を現在も実施しております。以上のような方向で取り組んでおります。 73 高橋 剛委員 教育委員会としても、対応をとっていただいているということでありますが、昨年度中の教育委員会のもとでの学校におけるいじめの把握について、昨年度中、現況どのようになっているのか、その辺についてもあわせて御説明いただきたい。 74 学校教育部参事教育指導課長 まず、昨年度、児童生徒対象のアンケートを九月十日から十四日の間ということで各学校で行いました。第二回を一月十五日から十八日の間で児童生徒に対して行いました。また保護者アンケートを十一月十二日以降、十二月二十一日までの一カ月ちょっとなんですが、その間で実施するということで把握してまいりました。  いじめの認知の件数ですが、平成二十四年度は、認知件数が九十一件ということになっております。これは小学校です。中学校は二百十七件ということです。今年度は、平成二十五年四月から七月の末までですが、小学校が十八件認知しております。中学校は三十九件の認知ということになっております。 75 高橋 剛委員 この件数が少ないということが、即いじめが減少したとはとれない部分が、やはり確認できないようないじめということも、人間と人間が相対することでありますので、どうしても全て把握できているかどうかということは当然あって、少ないことのみで、よかったとはなかなか言えないところであるかと思いますが、引き続き、この辺の対応はぜひ教訓に基づいて対応をぜひ的確に取り組んでいただきたいと思います。  それで、昨年取り上げられてきたいじめ事件で、現在も病院に入院されている被害中学生ですが、年齢からするともう高校生になる年かと思います。御家族からは提訴が、裁判が提訴されているというところかと思います。被害生徒の現状についてお答えできる範囲でお答えいただけますか。 76 学校教育部参事教育指導課長 こちらに相手方の弁護士を通じて、保護者の意向が伝わっております。その意向の中では、私どもに現状等を話すことをしないということの報告を弁護士から受けております。子供については、ですから入院しているということだけしかわかっておりません。      (休  憩)      (再  開) 77 高橋 剛委員 被害に遭われた生徒さんの状況については理解させていただきましたが、裁判について既に数回にわたって公判が開催されていると思います。これについては開催状況をお答えいただけると思いますが、今までの裁判の開催状況についてお答えいただけますか。 78 学校教育部参事教育指導課長 今、文書書面のやりとりを弁護士の段階でやっておる状況です。大体二月に一回ぐらいの開催状況で続いておる状況です。 79 高橋 剛委員 今までに、何月何日に開催ということでお答えいただけますか。      (休  憩)      (再  開) 80 高橋 剛委員 裁判が継続中ということでありました。教育委員会として、今までもそうですが、今後、どのような考え方、姿勢で臨んでいかれるのでしょうか。 81 学校教育部長 裁判に臨むに当たりまして教育委員会の考えは、とにかく事実をもう一度検証して、事実に基づいて誠意を持って対応するということを最大の方針にしております。 82 高橋 剛委員 この議会の中でも話になったこともあったかと思いますが、やはり被害者、その家族の皆さんの負担を考えたときに、やはり裁判が長くなるということでは、真実の追及は当然だと思いますが、御負担を考えたときに示談といいますか、和解に向けた努力をしていっていただけたらと思っております。この点については以上です。      (休  憩)      (再  開) 83 高橋 剛委員 引き続き質問させていただきます。  教育費の関係で、教育費の予算・決算の関係でお尋ねしたいと思います。平成二十四年度の教育費にまつわる執行状況ということで、監査委員さんから出された審査意見書の中に、三十ページですが、教育費の執行状況について一覧があります。平成二十三年度、二十四年度とも対比ができるようになっていますが、この執行率については、他の費目と比べると教育費の執行率はそう高くないような状況のように思うんですが、平成二十三年度、八八・四%だったものが二十四年度、八四・四%ということで四%ほど下がっておりますが、この原因についてはどのように考えられるか、お答えいただけますか。 84 教育総務部副部長兼教育財務課長 二十四年度の執行率が教育費で低くなっている理由ですが、平成二十四年度に三月の補正予算として国の予備費を活用いたしまして大規模改造の予算を約九億五千万円ほど予算計上いたしました。しかしながら、これを執行せずに、平成二十五年度に繰越明許費として予算繰り越しをいたしましたので、その金額が一番大きな原因となっています。 85 高橋 剛委員 今、執行率のことについて御説明をいただきましたが、支出済額とその予算現額、その差額としての内容としては翌年度繰越額、それから不用額ということになるのかと思うんですが、不用額について、予算現額百十七億六千九百何がしの金額から不用額が四億四千六百二十五万六百九十九円となっております。この不用額につきましても、比較的高い水準にあるかと思いますが、これについては二十三年度との比較からすれば、大幅に不用額減少はしておりますが、ただ、額自体は比較的高い水準であると思いますが、この辺については、原因はどのように考えていますか。 86 教育総務課長 不用額についてですが、不用額のうち主なものといたしまして、給料、共済費等の職員人件費、こちらが一億九千百十七万七千三百九十一円です。不用額のうち大体四二・八%を占めております。それ以外に工事請負費の不用額、こちらが一億三千二百七十二万二千四百五十円、全体の不用額の二九・七%、両方合わせまして七二・五%となります。したがいまして、工事請負費、職員人件費の不用額が主な理由となるわけですが、主な理由といたしまして、職員人件費につきましては、予算積算と人事異動の時期のずれに伴うものでありまして、再任用職員たちとその他の職員の人事異動に伴う差でありまして、工事請負費につきましては、耐震化推進事業の工事請負費で当初見込みより補強工事の費用が少なかったのが主な要因です。 87 高橋 剛委員 職員人件費の占める割合が多いという御説明でしたが、これは例年というか、昨年度より前の状況と比べてどのような状況になんでしょうか。 88 教育総務課長 職員人件費ですが、教育委員会全体の人数で申しますと、平成二十三年度が四百五十五名、これは四月一日の状況です。それから平成二十四年度の四月一日現在の状況が四百五十一名、トータルではほぼ横ばいの数字となっております。 89 高橋 剛委員 職員人件費については横ばいというお話でありました。工事請負費についてもやはり高い比率だったということでありましたが、その工事請負費の中で、これは決算書になりますが、例えば高等学校総務費の中で工事請負費、予算の現額としては七百九十二万円を計上して支出済額として六百五十六万二千五百円となっておりまして、その差額、不用額が百三十五万七千五百円となっておりますが、このような不用額を生じた原因については、どのようなことがありますか。 90 市立川越高等学校事務長 昨年度の工事請負費に関しましては、アナログテレビのアンテナを撤去した工事でありまして、当初の見込みより請負額が安く済んだということです。 91 高橋 剛委員 そうしますと、その請負額、当初の見込み額の算定の中でどのような要因があったのか、結果的に安く済んだということですが、積算の理由についてはどのようなことだったのか、差額が生じたその積算の根拠、その辺についてはいかがですか。 92 市立川越高等学校事務長 業者から参考見積もりをとりまして、それで積算を行いました。 93 高橋 剛委員 この工事については、発注の仕方は随意契約、契約方法についてはどのような手順で行ったんですか。 94 市立川越高等学校事務長 入札で行いました。 95 高橋 剛委員 わかりました。承知をさせていただきましたが、同じく不用額の関係で学童保育費の中の工事請負費なんですが、これは当初の現額としては二千四百十七万三千円を計上してありまして、支出済額が千七百八十三万二千百五十円ということで、その差額は六百三十四万八百五十円、これ不用額となっているんですが、このような不用額が生じた原因についてはいかがですか。 96 教育財務課副参事 学童保育運営管理費の不用額、工事請負費六百三十万円ですが、こちらにつきましては、昨年度、藤原第二公園の中にありました高階南学童保育室、こちらを高階南小学校の余裕教室を二教室改修して中に入る工事を行ったのですが、それが契約額が、当初の予算見積もりを大きく下回ったためです。 97 高橋 剛委員 当初の予算より下回ったということでありますが、下回ったその原因についてはいかがですか。 98 教育財務課副参事 こちらにつきましては、高階南小学校の改修工事、それと旧施設の解体工事、こちらを行ったわけですが、一般競争入札によりまして二十一社が参加して、その結果、予算を下回ったという形です。旧の施設、こちらの公園の中の旧施設ですが、こちらにつきましても解体工事といたしまして一般競争入札を行い、二十四社を対象として実施しまして、これも予算を下回ったという結果です。 99 高橋 剛委員 それでは、予算を下回ったということで、入札の結果ということですが、落札率というのはどのぐらいになりますか。 100 教育財務課副参事 設計額に対しましてお答えさせていただきます。教室改修、こちらのほうが設計額に対しまして約八七・二%、解体ですが、こちらのほうが設計額に対しまして約八三・三%という形になっております。 101 高橋 剛委員 わかりました。大幅な予算を下回る額ということで気になったところでありまして、質問させていただきました。  同様に、不用額もう一つ確認したいと思うんですが、委託料の関係でお尋ねをしたいと思います。博物館管理費の中の委託料、これは予算の現額として四千六百八十七万千円に対して支出済額が四千四百六十二万二千六百二十二円ということで、その差額は不用額ということで二百二十四万八千三百七十八円、これについても同様に差額を生じた原因についてお答えいただけますか。 102 博物館長 運営管理の委託料につきましては、契約差金として発生したものです。博物館の運営管理に係る委託につきましては、全部で三十件あります。その中で契約差金の差額が積み重なった結果、そのような形になったものです。 103 高橋 剛委員 契約差金ということでありますが、その契約内容、それから発注先等、重立ったものついてお示しをしていただけますか。 104 博物館長 契約について主なものといたしましては、本丸御殿受付等業務委託、蔵造り資料館等受付等業務委託、博物館庭除草等業務委託、本丸御殿庭等除草業務委託等です。 105 高橋 剛委員 発注先についてもお願いします。 106 博物館長 本丸御殿受付と蔵造り資料館の受付につきましては、シルバー人材センターに委託しております。また、博物館庭除草については並木造園、本丸御殿庭除草については山岸造園に委託しております。 107 高橋 剛委員 それぞれ承知をさせていただきました。  続いて、資料としていただいておりますが、教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価報告書をいただいておりますので、この中から何点かお尋ねをしたいと思います。  それぞれ担当課の評価がA、B、C、Dと四ランクで示されておるわけですが、その中で良好なものについては今回置くとしまして、自己評価として比較的評価の厳しいものが何項目かありますので、その中でお尋ねをしたいと思いますが、まず三十七ページ、図書館から学校への団体貸出の推進ということであります。担当課は中央図書館となっておりますが、これについてはC評価であります。C評価となったことについて御説明をいただけますでしょうか。 108 中央図書館長 Cの評価となった理由ですが、やはり図書館だけでは目標にはなかなか達しないんですが、学校の先生たちの御協力をいただく必要があるんですが、第一に、PR不足というところが原因かと思います。これにつきましては、年度初めの校長会で御説明したり、図書主任会の集まりで団体貸し出しのPRなどは行っているわけなんですが、これもまだ十分ではないと思います。 109 高橋 剛委員 いろいろ課題もあってPR不足ということですが、このような事業を効果的に推進できるよう努力をしていただけたらと思います。  続いて、同じく図書館の関係ですが、図書館サービス網の充実という点でもやはり担当評価、自己評価としてはCとなっているかと思います。六十七ページです。図書館サービス網の整備・充実の中の図書館サービス網の充実という施策ですが、この図書館サービス網の充実ということでは、当初どのような形でこれを推進していくということがあったのかと思いますが、一番大きな課題というのはどういうことになるのか、御説明いただけますか。 110 中央図書館長 まず一番大きな原因は、川越市内の南部です。大東地区、福原地区、こちらに図書館がないというのが一番大きな原因かと思います。 111 高橋 剛委員 川越市内において、図書館網の配置についても、やはりまだまだ普及が進んでいないというところがあるということだと思います。この大東方面、こちらについての今後の動向についてはいかがでしょうか。 112 中央図書館長 大東市民センターが来年五月にオープンしますので、これに図書館機能は入れることはできませんが、何らかの方法で図書コーナーみたいなものをつくっていくようなことも考えられるかなと考えます。それと、あと今年度中に図書の返却ポストというものを、今、市内四カ所あるんですが、さらに四カ所ふやす予定でおりますので、多少は利用者には便利になるのかなと認識しています。 113 高橋 剛委員 御説明、理解をさせていただきました。  もう一点、個別の施策の中からお尋ねしたい思います。
     スポーツ振興の観点で取り組まれている取り組みの中で、総合型地域スポーツクラブの育成ということで取り組まれている事業ですが、この総合型地域スポーツクラブの現状について御説明いただけますか。 114 文化スポーツ部参事兼スポーツ振興課長 総合型地域スポーツクラブの現状ですが、平成二十七年度に五つのクラブの設置を目標に現在進めているところです。平成二十四年度には川越山田スポーツクラブの設置がありまして、今、市内には三つの総合型地域スポーツクラブがあります。今後、各地域におきまして、クラブの設置について御協力をお願いしていきたいと考えております。 115 高橋 剛委員 いただいた資料によると、芳野スポーツクラブ、それから山田スポーツクラブに対しては補助金が二十五万円支出されているということのようですが、スポーツ団体が三団体あると伺いましたが、もう一団体の状況といいますか、活動状況というのは現状どのようになっておるでしょうか。 116 文化スポーツ部参事兼スポーツ振興課長 もう一つのスポーツクラブですが、川越公園スポーツクラブという名称でありまして、水上公園を拠点としている民間のスポーツクラブでありまして、川越市等からは補助金を拠出しておりません。内容については、市のほうでは把握しておりません。 117 高橋 剛委員 そうしますと、市としては、スポーツクラブとして把握、認定をしているが、特別の支援等は現状行っていないということでよろしいんでしょうか。 118 文化スポーツ部参事兼スポーツ振興課長 委員さんおっしゃるとおりです。 119 高橋 剛委員 わかりました。今後、スポーツクラブ、二十七年度までに五団体というようなことも考えられているようですが、今後のスポーツ団体の設置といいますか、新たなスポーツ団体の誕生といいますか、それについての見通しをお示しいただけますか。 120 文化スポーツ部参事兼スポーツ振興課長 現在、福原地区におきまして総合型地域スポーツクラブの設置に向けて準備を進めております。県からもアドバイザーの方に来ていただきまして、今年度中を目標に設立に向けて今準備を進めているところです。 121 高橋 剛委員 基本的なことで最後確認させていただきたいと思いますが、このスポーツクラブの設立については、これは設立の要件、母体団体等が必要とされるのか、あるいは地域の中で準備委員会を立ち上げてというようなこともあるようですが、設立のための要件というのはどういうことになるのか、その点を確認させていただけますか。 122 文化スポーツ部参事兼スポーツ振興課長 設立に関しての要件ですが、まず自主運営として地域の皆さんがクラブを設置して、その中で会費を徴収したり、総務部会それから事業部会それから指導者部会等の組織を設置して、自主的に運営していくというようなところで要件が、要件といいますか、設置に当たっての自主運営という部分で、設置の要件というところになるかと思います。 123 高橋 剛委員 理解をさせていただきました。  最後に、市内小・中・高校も含めて、児童生徒健康管理ということで、実は一般質問の中でも取り上げましたが、夏場の学校、普通教室等の室温などが大変高いということで、保護者の方からもどうにかならないかという声をいただくことがあります。それから、また、暑い中で体調を崩す児童生徒も多いということを聞いておりますが、その現状を理解する上で、もし把握をされておればでありますが、学校の教室の室温、温度測定は現状どのように行われているのか。先日の一般質問に際しては、日時がそれぞればらばらであったり、また、まだ行われていないところもあって、市内小中学校の測定の結果、一部、一覧をいただきましたが、室温の測定をするのであれば、同じ日で行わないと、川越市内の小中学校の室温の状況というのはつかみにくいので、日が違えば天候も違って、実際いただいた資料も三四・六度というのが最高の温度でしたが、下は二〇度台であるということで、状況も正確に把握、理解できないなというところがあったんですが、現状、子供たちの健康にもかかわることでありますので、教室の室温の測定、管理などはどのようになっているでしょうか。 124 学校教育部参事教育指導課長 今の室温等ですが、実は、学校保健安全法から室温・水質等の検査ということがあります。こちらを学校薬剤師会に依頼しておりますので、そのはかった温度を教室環境ということで、はかった温度とか二酸化炭素とかあるんですが、そのようなものをはかったものとして報告を上げさせていただきました。特に七月分に関しては、気温も非常に高かったものですから、上の階に行くほど高い温度になっておったかなということです。 125 高橋 剛委員 御説明にもあったように、聞くところによると、各教室、学校の一階にあるのか四階にあるのか、階層によっても違うと、また一階の日当たりのよい教室と木陰などがある教室によっても違うということで、教室の室温というのはさまざまというか、それぞれ違うという状況かと思うんですが、児童生徒のほうがよくわかっている、あるいは学校の現場の先生はよくわかっておられるんだと思うんですが、その辺の暑さの状況をきちっと把握をしていただくことが必要かと思うんですが、いかがですか。 126 学校教育部参事教育指導課長 各学校で調べる温度計等の設置等も考えながら、今後検討してまいりたいと思っております。 127 高橋 剛委員 現状、まだ各教室には温度計を設置されていないんですか。 128 学校教育部参事教育指導課長 本来ですと、設置されておるということになっております。 129 学校教育部長 冬場に温風ヒーターを入れているんですが、その際に、ある一定の温度以下だとスイッチを入れると、ヒーターを入れるということになっておりますので、温度計は各教室についております。  ただ、夏場におきましては、随時、授業をする際に担任が見たりして確かめてはいるんですが、今後、そういうような温度の管理については、特に夏場の管理については、また教育総務部とか関係各課と連携しながら協議して、また温度の測定等をやってまいりたいと思います。 130 高橋 剛委員 この温度測定については、やはりこういう仕事をする場であるとか、職場であるとか、そういうところであれば、暑いからエアコンを入れようということができますが、教室においては、暑いからといってエアコンが入るわけではなく、その室温に耐えるしかないという、扇風機があったり、個別、首筋に保冷のスカーフをしたりという形で対応はされていると思うんですが、ただ、現状を知るには、統一的な温度測定の仕方をきちっと示していただくというか、基準がなければ、日にちが違えば気温が違いますし、時間が違えば当然室温が違います。ですから、常時はかっていて記録されているんであればいいですが、授業を始める前に必ず室温をはかるとかいう形で測定していくというんであればいいと思います。市内の多くの小中学校の室温をきちっと把握するという点では、同じ日の同じ時間にはかるというようなことですとか、温度計をどこに設置するのかということも含めて、きちっと基準なりを示していただいて、それを今後の室温管理、そしてまた、さらに高温時の対応の根拠としていただかないとならないかと思うんですが、そういった意味でいかがでしょうか。 131 学校教育部参事教育指導課長 委員さん御指摘のとおり、検討を進めてまいります。 132 清水京子委員 何点か質疑をさせていただきます。  まず、初めに、教育総務課の臨時職員の賃金ですが、二百六十九ページ、この内訳をお願いできますでしょうか。 133 教育総務課長 教育総務課の臨時職員の内訳です。平成二十四年四月の採用状況でお答えさせていただきます。教育総務課所管の臨時職員につきましては四百二十六名出しています。主なものは、病休、育休の代替職員、それから臨時事務員、臨時調理員、臨時用務員等となっております。 134 清水京子委員 臨時事務員についてお尋ねしたいと思いますが、各学校それぞれ一名ずついらっしゃるということでよろしいですか。以前、この学校の市費の事務員が一度撤退になったと思うんですが、その撤退されたときの経緯を確認の意味でお伺いさせていただけますか。 135 教育総務部長 当時、小中学校に正規職員として五十五名の職員が配置になっておりまして、主に財務関係の処理をやっておりました。各小中学校には県費の事務職員がおりまして、川越市は、他の市町村に比べて手厚く市費の事務職員も置いているという状況で、県費と市費の二人の事務職員が学校運営に携わっているという状況でした。  当時の行政改革の一環として、職員の配置の見直しということを行いまして、その中で市費の事務職員は配置を外して臨時職員に置きかえるという決定がされましたので、その方針にのっとって組合と交渉の結果、市費の事務職員は正規は撤退させまして、臨時職員をかわりに置いたという経緯があります。 136 清水京子委員 市費の臨時の事務職員と県費の正規の職員ということで、きちんと仕事上の区割りができているかと思うんですが、正規と現在臨時で置いている方の職種の内容にはどのような変化がありますか。 137 教育総務課長 県費の事務職員と市費の事務職員の事務分担ですが、県費の事務職員が担当する事務といたしましては、重要かつ責任があり、個人情報に深くかかわり、現金取り扱いがある職務ということになっています。主に備品関係、それから就学援助関係の事務となっております。それと、市費の臨時学校事務職員が担当する事務といたしましては、諸届等の整理・保管に関する事務のうち、市費職員に関する諸届の整理・保管、それから人事関係諸帳簿の管理に関する事務のうち、市費臨時職員任用通知の整理・保管等が、県費と市費の事務の主な分担となっております。 138 清水京子委員 この市費の臨時事務職員に関しましては、これからもずっとこのような体制で行うという考え方でしょうか。 139 教育総務部長 以前、正規職員が配置されていましたときは、各学校に財務会計の端末が置いてありまして、そこから伝票処理もやっていただくという形をとっていたんですが、正規職員を引き上げた後は、財務処理は教育財務課で集中管理でやっておりますので、その部分の仕事というのは学校の事務職員からはなくなったわけなんです。それ以外の県費職員との分担を数年前に仕事の区分けをきちんと行いまして、市費のやるものと県費の職員がやるものというのは、職分けがきちんとできている形になっております。現状ですと、市費は、臨時職員と正規職員の用務員さんを配置しておりまして、その県費と市費の用務員と臨時という形で学校運営に携わっていただいておりますので、この形を現状崩すということは考えておりません。 140 清水京子委員 承知いたしました。  次に、学校管理課の中の主要な施策の成果に関する説明書百二ページにもありますが、市立高等学校の進学指導力向上研修ということですが、それはどこで、どのぐらいの期間の研修を行ったのでしょうか。 141 学校教育部参事 二十四年度の実績につきましては、代々木ゼミナール、それから河合塾新宿校、河合塾大宮校ということで、三名の教員が三カ所で研修をしております。 142 清水京子委員 この市立高等学校の先生方三名が、それぞれ予備校等に行かれて研修を受けたということですが、これまでの市立川越高等学校の進学率等かなり上がってきているということで、先般の一般質問でもありましたが、学校で教えている先生と、それから予備校の先生の進学の教え方というのは、やはり多少違いがあるものなのでしょうか。 143 学校教育部参事 経験からの一般論ですが、学校で指導する場合には、基本的な教科書をベースにしまして計画を立てて指導してまいりますが、予備校で行う大学進学指導といいますのは、主にいわゆる過去問等々の解き方のような、ちょっと特化した指導でありますので、この点はノウハウもあり、またなかなか教員の経験だけでは賄えない新しい知見を吸収しながらやっていくということに意味があるかなと理解しております。 144 清水京子委員 市立高等学校の先生方は、教科のほかにさらにまた生活面の指導とか大変かと思うんですが、この予備校に通われたということで、何かここにも書いてありますが、成果を校内でまた伝達するということでしたが、それは生徒に目に見えて学力向上というか、その進学率の成果ということに直接つながったという考えを持たせていただいてよろしいでしょうか。 145 学校教育部参事 先ほどもお話ありましたように、校内での活用の方法なんですが、各教科で教科会を持ちまして、報告等を行いながら、成果の共有を図っているということです。また、目に見える成果というお話ですが、やはりそれはここ数年積み重ねて実施をしておりますが、ここ数年、年々生徒の頑張りもありまして、全体の進学率が上がってきているということかなと思っております。 146 清水京子委員 他市の高等学校も、この予備校等とか、また民間教育機関等における研修をしているというのは、ほかの学校も行われているものなのでしょうか。 147 学校教育部参事 県立高校の例ですが、一部には例えば県立高校は、教育委員会で主催をしまして、予備校から講師を招いて、複数の高校から教員を招いて研修会を行うということもあります。また、こういった同様の研修につきましても、県立高校では逆に先生方が独自で、自前で自腹を切って参加しているというケースもありまして、自主研修の一環で活用していることもあります。 148 清水京子委員 わかりました。この中に英語科の研修の成果ということで英検二級とか準二級の取得の指導を行い、合格者をふやしたとの文言がありますが、市立高等学校の先生方でTOEFLとかTOEICとかの受検を市費の援助を得て受けた先生方はいらっしゃいますでしょうか。 149 学校教育部参事 個々の先生が市の支援を受けて、そうした資格を取得しているということでは、私は把握をしておりません。 150 清水京子委員 一問一答の許可お願いできますか。 151 委員長 許可します。 152 清水京子委員 TOEFL、TOEICの市の補助金というのがありませんでしたか。先生方が受けるときの補助金というのはなかったですか。 153 学校教育部副部長兼学校管理課長 私どもの認識では、そういうものはないと認識しております。 154 清水京子委員 わかりました。      (休  憩)      (再  開) 155 清水京子委員 引き続き、お願いいたします。  国からの周知を英語科の先生には伝えて、自己研さんの向上のためにも、そういうTOEFL、TOEICの受検というのを市ではこれまで行ったことはありませんか。 156 教育センター副参事 過去には英語科の教員のみならず、市立高校の先生方を派遣する制度等がありました。現在は、国等の制度についてを文書で高校に説明しております。      (休  憩)      (再  開) 157 清水京子委員 市立高等学校の先生方のそれぞれを今御答弁いただきましたが、現況における市立高等学校の先生方の資格、そういうものがあればお答えいただけますか。 158 教育センター副参事 文科省の調査で、準一級及びTOEIC七百三十点以上という方の調査等があります。 159 清水京子委員 その中で英語科の教師の持っていられるパーセンテージとかはわかりませんか。 160 教育センター副参事 今、確認中です。 161 清水京子委員 それは、後ほどいただけますでしょうか。 162 教育センター副参事 はい。 163 清水京子委員 引き続きまして、先ほどの先生方の予備校における研修ですが、これはやはり子供たちは、目標の大学に進むためには、やはり市立高校においても予備校に行ってほしいという、そういう考えをお持ちかどうか教えていただけますか。 164 学校教育部参事 制度の趣旨ですが、やはり教員が視野を広く持って、外の知見を有しながら子供たちの指導の力を高めていくということですので、直接子供たちに対して予備校に行きなさいということでは、意識的ではないのではないかと理解しています。 165 清水京子委員 そうしますと、現在、市立高校で進学を目標にしている生徒は、どのぐらいの人数の人たちが予備校や塾に行っているかどうかというのは把握できておりますでしょうか。 166 学校教育部参事 そのデータは、私どもでは持っておりません。 167 清水京子委員 親御さんから、予備校とか塾には何万円もかかるので、学校教育の中で何とか目標の大学に進む方法をぜひつくっていただきたいという要望がありますものですからお尋ねしているわけですが、率直に、学校教育の中で学校の授業だけでは、やはり現在、大学進学、そのレベルもいろいろあると思うんですが、指導の中でこのレベルではあなたはこの大学よという形で、ほとんど合格の域にまで行っているかどうか、その辺までのデータというのはないんですか。 168 学校教育部参事 進路指導部におきまして、進路指導に必要がデータは一通り取りそろえて、データに基づいた指導をしていると確認しております。 169 清水京子委員 では、ほぼ市立高校においては、先生と生徒の中での第一目標というところでの合格は達成しているという考え方でよろしいですか。 170 学校教育部参事 個々の生徒の努力の中で、予備校の活用方法につきましてはさまざまな形があると思っておりますが、学校でも進路指導の一環ということで、新たにそうした相談にも乗り、また個別の指導を通しながら一緒に目標に向けて頑張っているということかと思っております。 171 清水京子委員 では、一問一答を終わりにいたします。  続きまして、同じく学校管理課の中でかわごえ異業種体験事業というのがありますが、それはどのような期間、九名の先生方が行なっているのでしょうか。 172 学校教育部副部長兼学校管理課長 御答弁申し上げます。かわごえ異業種体験研修ですが、これについては、大体約十名ぐらいを毎年夏季休業中に一週間といいながらも、土日は除きますので五日間、市内の事業所に派遣しております。 173 清水京子委員 どのようなところでしょうか。 174 学校教育部副部長兼学校管理課長 今年度の実績で申し上げますと、川越湯遊ランド、JAいるま野の芳野給油所、川越第一ホテル、いも善、丸広百貨店、東武ホテルです。 175 清水京子委員 これは、先生方が自主的に申し込み体験事業を行なっているものでしょうか。 176 学校教育部副部長兼学校管理課長 この事業の教員の決め方ですが、これは学校長からの推薦を受けております。市内五十四校の小中学校がありますので、順番に特別支援学校も含んでおりますし、川越市立高校も入れますと、それも含めまして各年十校ぐらい、つまり五、六年で一サイクルしていくというような形でやって、来年度二回り目が終わるところです。 177 清水京子委員 ここにも書かれておりますが、成果を広げることができたということで、先生方のさらなる資質向上に役立っているのかなと思いますので、またぜひよろしくお願いしたいと思います。  続きまして、二百七十七ページの教育総務課の教職員等の被服の件なんですが、この内訳についてもお尋ねしたいと思います。 178 教育総務課長 被服費の内容ですが、市費であります小学校、中学校、特別支援学校、市立高校の用務員の主に雨がっぱとか長靴とか作業着です。 179 清水京子委員 これは用務員だけの被服費ということで、現在はなっているのでしょうか。 180 教育総務課長 そうです。 181 清水京子委員 わかりました。  続きまして、先ほど山根委員からも就学援助費のお話がありましたが、今、各学校でクラス費等あるかと思うんですが、それぞれ個人から徴収している集金の額というのはどのぐらいありますでしょうか。 182 学校教育部参事教育指導課長 小学校における教材費であれば、一戸当たり大体二万後半から三万円ぐらいを、そのほかに修学旅行費であるとか、そういうものも別に集めているかなと考えております。また、中学校でありますと、教材費であれば一万七千円からやはり三万円、一番高いところで三万、四万円ぐらいまでということで、これは年間ですが、ただし、この教材費に関しては三年間使うものも一年生のときに買うとかしておりますので、三年間通じての今の、ほか教材費としてお話をしました。また、この修学旅行費であるとかとなってくると、これは別の集金になってくるかなと思います。  訂正させていただきます。学級費ということですので、中学校であれば学級費は集めていないかなと思います。 183 学校教育部副部長兼学校管理課長 学級費の小学校の部分ですが、学級によって、あるいは学校によって誤差がありますが、大体、今、参事が回答しました教材費を集める際の端数分、例えば千二百五十円だったら、そのうちの五十円とか、そういった形で集金している学校が多いと思います。  要するに、私が申し上げたかったのは、高額ではなく、百円とか五十円とか、八十円というような端数分ぐらいのお金で毎月足りるということを申し上げたかったのです。 184 清水京子委員 そうしますと、小学校では、教材費として年間二万から三万円ですか。 185 学校教育部参事教育指導課長 先ほどの説明は、まことに申しわけありませんでした。教材費として各学年で四千円から五千円ぐらいが一年間です。六年生まで通じて三万円という数字になってまいります。 186 清水京子委員 六年間で小学校は、教材費として集めるのが二万から三万円、中学校は三年間で一万七千円から三万円、プラス月々何十円かという、百円未満ぐらいの集金があるという考え方でよろしいですか。  先ほど就学援助費の話もしましたが、この就学援助費は、月々に直しますと一人に対してどのぐらい支出されるのでしょうか。 187 教育総務部副部長兼教育財務課長 就学援助費を受給した場合の、月々の額ですが、これは認定月がありまして、最高ですと、一年間の支給額で学用品費といたしましては一万二千六百十円というのが小学校の額と、中学校ですと二万三千八百八十円というような形になっております。  それから、ただいまのは一年生でありまして、他の学年ですと若干ふえまして、小学校ですが一万四千七百八十円、中学校ですと二万六千五十円というような額になります。 188 清水京子委員 この就学援助費の中には、これは先ほどお話があった修学旅行費等は含まれない、学用品のみという考え方でよろしいですか。 189 教育総務部副部長兼教育財務課長 就学援助の支給の中には、修学旅行費も含まれておりまして、これも対象経費の実費ということで、基本的には小学校、中学校で修学旅行に行きますが、そのかかった経費の中から交通費ですとか宿泊費等、共通の経費を支給対象としております。 190 清水京子委員 最後の二百九十七ページにあります公民館活動の充実のところなんですが、今、公民館活動をさまざま行っていると思います。その中で教室等があるかと思うんですが、この月謝等はそれぞれの公民館で把握していられるでしょうか。 191 教育総務部参事兼中央公民館長 公民館で行っている事業の受講生がお支払いする金額ということの趣旨ですか。実費というような形で、講師に関する内容については全て公費で賄いますので、実費負担という形で、個人に係る費用分だけは負担をしていただくという形で進めております。 192 清水京子委員 わかりました。あと、ほかに公民館の使用料という形で、市民の方に教えられている教室等もあるかと思うんですが、その方たちの月謝というのが、伺っているところではかなり差があるように聞いておりますが、その辺のところは掌握しておりませんでしょうか。 193 教育総務部参事兼中央公民館長 それは、公民館を使っているサークルに来られている指導者への謝金という形でよろしいでしょうか。 194 清水京子委員 はい。 195 教育総務部参事兼中央公民館長 公民館で把握しています登録グループにつきましては、大体公民館と同様程度という、相談があったときにはそのようなお話をさせてもらっています。一般のサークルの場合は、相談をいただいたときにはそういう御説明をさせてもらいますが、それ以外の団体からは、各団体で指導者と受講者の間で謝金を決めているようですので、申しわけありませんが公民館では把握しておりません。
    196 清水京子委員 公民館を使用している中で、そのような把握はしなくてもいいという考え方でよろしいんでしょうか。 197 教育総務部参事兼中央公民館長 指導者と受講生の間で交渉といいますか、話し合いのもとで決めているものですので、私どもでは今のところは何もしてはおりません。 198 清水京子委員 そうしますと、例えば公民館施設を使用している中で、市民の方からこれは営利目的ではないかとか、いろいろな意見も聞かせていただいているわけなんですが、その辺に関しては一切立ち入らないという、そういう考え方でよろしいんですか。 199 教育総務部参事兼中央公民館長 利用者の方から、こういう活動の利用の仕方がちょっとおかしいんではないかという感じで御意見をいただく場合もあります。そのときには、私どもから、こういうお話を伺っていますので、内容を確認させていただいてもよろしいでしょうかという形でお話はさせていただいております。もし私どもの誤解ですとか、利用される方の誤解といいますか、第三者から見られたときの部分というのもありますので、そちらのほうは私どもから説明をさせていただいて、なるべく改善できるものは改善していただくようにお願いはしております。ですので、私どもから一応御説明をして、誤解を招かないような形で利用していただくようにお願いをしております。 200 清水京子委員 それでは、最後に、教育委員三名にお伺いします。教育長と教育委員長には、さまざまな場面でお話を伺うことがありますので、職務代理者と二名の委員から、川越市の子供たちの教育に対する今後の御決意とか、要望とか、何でも結構ですので、何かこれだけは教育委員としてやりたいなという思いがありましたら、お聞かせいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 201 教育委員長職務代理者 ちょうど五年目になります。それで、一番私が大切だと思っているのは、あくまでも生徒児童が安心して安全で学べる環境をつくると、それが一番の仕事だと思っています。去年、大分いじめの問題とかいろいろなことがあったわけですが、我々も一生懸命頑張りますが、個人的な意見で申しわけないんですが、やはりいじめの問題というのは、教育委員会だけが頑張って解決する問題ではないと思います。ですから、我々もさっきお話が出たんですが、できるだけ情報公開をして、皆さんに我々がやっていることを理解していただいて、それで皆さんと一緒に、市民の方々と一緒にやはりそういういじめの問題に対して、なくしていく、予防をしていくと、そういうことにやはり今一番取り組んでいきたいと思っています。  最後は、やはり川越、私の個人的な希望で言えば、やはり教育都市、学ぶこと、教育水準が高い、それからスポーツ、それもやはりいい指導者がいて、スポーツをみんな川越でやってみたいなと、そういうふうに子供さんたちが思うこと、そしてそれを実現する環境整備、この三つが必要だと思っていますので、それは大きい話なんですが、そこを実現目指して頑張っていきたいと思います。 202 原田教育委員 原田です。今、長谷川職務代理から教育都市というお話が出ましたが、私は、川越市で育ちまして、川越の小学校、中学校と教育を受けてまいりました。そのころから川越は、教育都市であったと思います。今の、私、教育委員会に入れさせていただきましてからわずか半年ですが、教育委員会の事務局の方々が非常に熱心にいろいろな活動を、また答弁等をされておりまして、実に子供、児童生徒の心に寄り添っていらっしゃるなという感じがいたします。私も、それに同じく、教育都市として川越がさらに発展するように願っております。  そして、どうしても学校に偏りがちだと思うんですが、教育というのは生涯にわたって続くものだと私は思っております。よって、博物館とか公民館とか図書館というのは、高齢になりましても利用できるところでありまして、小学校からずっと大人になり、そして亡くなる寸前まで利用できるところですので、それを通しての教育ということで考えていきたいなと思っております。 203 長井教育委員 委員の長井です。  私も、昨日、滋賀県でも登校班に車が突っ込むという事件がありまして、私も、毎朝この近くの小学校で交通指導をしておるんですが、本当に身近でいろいろな事件があります。そういった中で、少しでも子供たちが安全に楽しく学校に行けるように努力していきたいなと思います。  先ほど長谷川職務代理からもお話がありましたとおり、将来的には、やはりぜひ川越市の教育を受けたいという方々が、近隣からでも地方からでもいいんで、ふえていただければ非常に幸いかなと思っていますので、一生懸命頑張らせていただきたいと思います。 204 清水京子委員 ぜひ教育委員の方々には、川越市の教育委員会を、また川越市の教育を引っ張っていただけるように、家庭教育等も含めまして今後とも力強い御指導をお願いできればと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 205 小林 薫委員 今、それぞれ教育委員からいろいろ御決意を語っていただいて、清水委員ではありませんが、頑張っていただきたいと思います。  何点かお尋ねしたいと思うんですが、まず一つ、前回お尋ねした習字・図工の筆、担任が洗わせない、洗わない、洗わせない、どっちなのかわからないが、あの結果をまずお聞きしたいです、最初に。 206 学校教育部参事教育指導課長 前回御指摘いただきまして、各学校に調査をいたしました。その点で集計が出ております。学校の流し等の水道水で各自洗わせている学校は、小学校はゼロでした。なお、バケツ等の水で、その中で洗わせている学校が二〇%、学校では洗わず、持ち帰らせて家庭で洗わせているという学校が七七%ありました。また、中学校では、学校の水道水で各自で洗わせている学校が八%、バケツ等に水をくみ、その中で洗わせている学校が五六%、持ち帰らせて家庭で洗わせている学校が三六%という結果になっております。今のが毛筆等の習字です。  絵筆に関しては、水道水で各自で洗わせている学校、小学校が二四%、バケツに水をくみ、その中で洗わせている学校が五五%、学校では洗わず、家庭で洗わせている、持ち帰らせて洗わせている学校が一五%です。中学校は、水道水で各自で洗わせている学校は六七%、バケツの中に水をくみ、洗わせている学校が二九%ありました。 207 小林 薫委員 特に小学校は洗わせないというのが顕著にあらわれていて、洗わせない理由というのは何ですか。 208 学校教育部参事教育指導課長 その点に関しましては、一つが、流しの数が児童生徒数に対して少ないためという回答、あと、時間がかかり過ぎて教育上支障を来すため、恐らく休み時間が短いということになるかなと思います。授業時間を確保するためということです。あと、中には排水管が詰まってしまうのではないかという心配をしている学校もありました。もう一つは、環境教育の一環として、川を汚さない、水を無駄にしないという部分もあるんだということでお聞きしております。 209 小林 薫委員 川を汚さないといったって、直に川に流しているわけではないからね。浄化槽なり公共下水に流しているんだから、そういうのは成り立たない、川を汚さないという。水を無駄にしないというのはわかるが、どうせ持ち帰ったって家で洗うんだから、水の流しっぱなしで流しが足りないとかいうんであれば、ぜひバケツ等を使って、非常に評判が悪い、持ち帰るということは。父兄の方からも、家はそんな子供はいないんだが、どうにかしてくれという、お子さんがいる家は皆さんよくおわかりだろうと思いますが、筆も傷むし、消耗するし、ぜひ教育委員会として統一見解を持って、それぞれの学校に指導していただければと思いますが、いかがですか。 210 学校教育部長 調査してわかったことなんですが、あと、先ほど参事も申した中で、一点、次の時間に影響があるということで、担任が大分気を使って、家へ持ち帰らせるという、そういう状況もわかりました。しかしながら、今御指摘ありましたように、今後、不合理なことと申しますか、そういうようなこと等を言われないように、やはり学校にしっかり説明をして、理解をしてもらえるように努めていきたいと思います。 211 小林 薫委員 習字で使った筆でも図工で使った筆でも、要は、使用したまま雑巾だかティッシュだかに包んで、ランドセルなりかばんに入れて持って帰ってくるんで、大人しく帰ってくる子はいいんでしょうが、かばんを振り回して帰ってくる子は、ほかの教材も汚れてしまって非常に困ると、保護者の方から苦情をいただいたんで、ぜひ今後検討してみてください。できれば、学校で洗えるように仕組みを考えていただきたいと思います。      (休  憩)      (再  開) 212 小林 薫委員 続いて、何点かお尋ねしますが、これは歳入にかかわる部分なので、当委員会にふさわしくないというのはあえて承知でお尋ねするんですが、決算書を見て、学校給食費、学童保育費の滞納金及び不納欠損がかなりの額になっていますね。これは総務常任委員会で歳入の部分だからやるべきものなんですが、ただ、所管の委員会として知らないわけにもいかないので、不納欠損も大分出ていますが、今後は、今定例会に提案された六七号の議案で、税外諸収入に関する延滞金徴収というのに、これも該当してくるんですか。 213 学校給食課長 今回の報告は、教育総務課のほうで報告していただくんですが、学校給食課の給食費についても、今の収納対策室にお願いしている分、今後いろいろ検討していきながら、その方向に進めることになります。  失礼しました。延滞金については、こちらでは取っておりません。      (休  憩)      (再  開) 214 学校給食課長 学校給食費につきましては私債権になりますので、民法にあります遅延損害金の対象になりますが、今後これについては検討してまいります。 215 教育財務課副参事 学童保育料につきましては、委員さん御指摘のとおり、この税外諸収入金の延滞金、こちらに該当になります。 216 小林 薫委員 給食費については、調定額が二千五百八十九万円もあって、年々ふえていますね、給食費の未済額というのが年々ふえています。これは、公会計にしてから出てきたお金ですよね、そうですね。だから、今後、これらについてもそれぞれ担当の課長なりからお答えいただきましたが、ぜひ徴収に努めていただきたいと思います。  あと、博物館の五年間の入場者数を教えてください。 217 博物館長 博物館の過去五年間の入館者数ですか。 218 小林 薫委員 二十年から。 219 博物館長 平成二十年から。 220 小林 薫委員 はい。 221 博物館長 平成二十年、九万四千八百十八人、二十一年、八万九千二十二人、二十二年、七万七千百六十三人、二十三年、九万七百四十六人、二十四年、九万四千三百十八人です。 222 小林 薫委員 同じく美術館を二十年からお願いします。 223 美術館長 平成二十年度が十二万七千七百九十三人、平成二十一年度が十一万三千十八人、平成二十二年度が八万七千八十七人、平成二十三年度が九万六千四十六人、平成二十四年度が十一万二千二百四十三人です。 224 小林 薫委員 それぞれの入場者数を伺ったわけですが、二十三年はさほどの開きもなかったようですが、ほかの年度は多いと二万人以上差があるんです。美術館と博物館というのは、同じ敷地のところに建っていて、なぜこんなに入館者数の差があるんですか。博物館のほうが少ないわけですが、美術館に来て博物館に来ないという理由がよくわからないんですが、なぜこれだけの差が出るとお思いですか。何か事情があるとお思いですか、どちらでもいいです。 225 博物館長 できれば、美術館のほうにもということで、受付では共通入館券などをご説明させてはいただいております。ただ、いかんせん、それぞれお考えがありますし、利用者の考え方もありますし、やはりそれぞれ個人の興味の方向の違いではないかと考えております。 226 小林 薫委員 年間で二万人以上も違ってくるんですから、興味の違いとかいろいろありましたが、併設されているんですから、教育委員会のトップと市長部局でそれぞれ所管が違うとはいっても、やはり川越市の建物なんだから、せっかく来たんですから、ぜひ回遊して見ていただくような努力をしたらいかがかなと思います。これを申し上げておきます。  あと、市立高等学校の教職員の在任年数で、一番長い教職員は何年でしょうか、あと一番短い教職員は何年でしょうか。 227 学校教育部副部長兼学校管理課長 細かい何年ということは申し上げられないんですが、参考までに申し上げますと、平成二十五年度は在職年数が一年から十年未満の者が十九名、それから長いほうは三十一年以上三十六年未満が七名という状況です。 228 小林 薫委員 三十一年から三十六年在職している教職員が、市立高校には七名いるということで間違いないんですか。わかりました。数字だけ、きょう聞いておきます。  あと、もう一つお聞きしたいんですが、学校の教職員で通学に車を使っている先生、自分の車を使っている先生の人数は把握されていますか。人数を把握されていなければ、いるかいないかぐらいで。 229 学校教育部副部長兼学校管理課長 通勤に車を使っている人数については、各学校ごとに把握しております。今、手持ちにはありませんが、把握しているつもりです。 230 小林 薫委員 ということは、各学校にもそれぞれ何人かの教職員の方がいるということでよろしいんですか。人数はいいですが、それぞれ学校に車を使っている先生がいるという認識でよろしいんですか。 231 学校教育部副部長兼学校管理課長 そのとおりです。 232 小林 薫委員 市の職員は、本庁に通勤される場合、市役所が用意された駐車場を今使っていますね。今、使用料が月々二千五百円か三千円を払っていますね。教職員の方々というのは、学校の敷地の中にとめているんでしょうが、駐車料金を払っているんですか。 233 学校教育部副部長兼学校管理課長 現在は払っておりません。 234 小林 薫委員 それも、きょうは聞いておくだけでいいです。  申し上げると非常に切りがないのでしようがないんですが、さっきからいろいろと各委員から指摘がありましたが、学校の図書館もそうだし、公民館に置かれている蔵書もそうなんですが、特に百科事典と称するような辞書類が非常に古いんです。特に地理なんかを見ると、いまだにソビエト連邦という国名が出てくるんです。本当に古い。中には、寄贈してくださる家もあるんです、百科事典がもう邪魔でしようがないというので。もう少し何とか新しいものに取りかえてもらえるような努力をしていただきたいなというのも一つはあります。  それと、先ほどお話にも不用額が出ましたが、PTA会費がそれぞれ小中学校で徴収されていますが、PTA会費が学校の備品とか消耗品に使われているというのは御存じですか、教育委員会として。把握されているかどうかだけでも。 235 教育総務部副部長兼教育財務課長 一部のPTAの会費が、学校施設の修繕料ですとか備品の修繕等に使用されている実態は把握しております。 236 小林 薫委員 一部かどうかわからないですが、なかなか学校にお願いしても学校も予算がない、学校が教育委員会にお願いしてもなかなか予算がないというので、わずかな金額で済むものは、PTAの会費の中から出してしまおうというので、遊具等の修理はなかなかできませんが、消耗品であるとか、そういうのはPTAから出しているというのを、それぞれの学校のPTAの総会資料を入手すればわかると思うので、ぜひ一回調査してみてください。本来であれば、子供たちのために使われなくてはならないお金が、学校の消耗品とか備品のために使われているというのがありますので、ぜひその辺のところは一回総会資料を入手すればわかることなので、調べていただきたいなと思います。  所管には関係なくて申しわけないと思うんですが、これは公園になるから本来はここではない話なんですが、ただ、スポーツを所管している部があるので一つお聞きしておきたいんですが、野球が国際規格というのか、要は、表示板がSBOからBSOに変わったわけです、カウントのボードが。川越の初雁野球場だけなんです、この辺でいまだに変わっていないのは。あれは、どうする気なんですか。公園課に言わなくてはいけないんでしょうが、スポーツを所管している部長には、どうしたらいいんですか。 237 文化スポーツ部長 小林委員さん御指摘のとおり、初雁球場の市営球場は、ストライク、ボール、アウトというSBO、前の形なんですが、それのスコアボードであることは確認しています。実際は、現在の国際規格だとボールが先ということで、これは一九九〇年後半ぐらいから、高校野球、甲子園では変わったそうです。それで、オリンピック、ワールドベースボール等でみなそのようになったんですが、国内も変えたそうです。まだまだ施設は全施設、それぞれの市営球場も、まだ確認はしていないんですが、この間行ったら、そこも川越市と同じようになっていたところがありますので、これから野球連盟からお話があるかと思いますが、御指摘の市営球場をどうするかということですが、公園整備課、都市計画部とよく話し合って、今後どのようにしていったらいいか検討させていただきます。 238 小林 薫委員 外国からの観光客も多く来るし、また高校野球なんかでも、今、BSO式にしているわけですから、初雁球場の今後の問題もあるでしょうが、ぜひまた公園整備課とよく話をして、今後のあり方についてはぜひ調整していただきたいと思います。国際規格化に適用した球場にしていただければなと思います。      (休  憩)      (再  開) 239 教育センター副参事 先ほど清水委員の質疑に答えさせていただきたいと思います。  英語教員の資格の取得者ということですが、平成二十三年六月の文部科学省の調査によりますと、市立高校の英語教員の英検準一級、TOEIC七百三十点以上、TOEFL五百五十点以上の取得者の割合は四九%となっております。 240 山根史子委員 何点かお尋ねさせていただきます。  先ほどの小林委員の質疑に関連致しますが、習字道具の持ち帰りの仕方について、私も、できれば片づけも含めて学校で済ませていただくのがよろしいのではないかという考えでおりますが、授業に支障があるということで、やむを得ず持ち帰りにする場合の、持ち帰りの仕方の指導を徹底していただきたいと思います。例えば、習い事等で習字に通われているお子さんというのは、片づけ方をよく御存じなんですが、全く知らない児童に関しては、そのびちゃびちゃのまま新聞紙にくるんで、次の習字のときまでそのままにしておいて、あけてみたら新聞紙がへばりついてどうしようもなかったという状況になっていたりということがあります。家に持ち帰ってどのように洗うかという指導の徹底について見解をお伺いいたします。 241 学校教育部参事教育指導課長 委員さん御指摘のように、やはり子供に対する指導は、日常のことから考えまして非常に大切だと考えております。持ち帰りの仕方を含めまして、学校側に指導の徹底を図っていきたいと考えております。 242 山根史子委員 よろしくお願いいたします。  続きまして、備品についてですが、小学校に入学するときに給食の箸箱セット、川越市の指定の箸箱セットが支給されると思いますが、その支給の目的、川越市で指定しているものを使う目的というのは、どんなものでしょうか。 243 学校給食課長 給食費の箸箱セットにつきましては、入学祝いということで、給食になじんでもらうために一度だけお渡しして、実際その後、壊れたりした場合は、個人で違うものを用意してもらっても大丈夫だということで、最初にお祝いも兼ねてお渡ししております。 244 山根史子委員 児童の意識としては、それも学校の備品の一つとして持っていっていると認識しておりますが、なくした場合、同じものを購入することはできるのでしょうか。 245 学校給食課長 市内では吉岡金物店がありまして、ちょっと細かい名前が出てしまいますが、そこのところで同じものを扱っていただいているということなので、問い合わせがあった場合には、どうしてもの場合は、そちらのほうに伺えばあるという話だけはしております。 246 山根史子委員 保護者の方から、紛失してしまって買おうと思っているということで相談をいただいたのですが、セットを全て購入しなくてはいけない、単品で箸だけですとか、スプーンだけという単品の購入ができないと伺いましたが、いかがでしょうか。 247 学校給食課長 そこまで把握していなかったのですが、以前、違うところでも扱っていただいたときには、別々に売っていただいたような話は聞いておるんですが、取り寄せたりする中で、個別は難しいのかもしれないんですが、こちらで指定しているわけではない形なので、そういう形でやはり保護者の方がいろいろありますので、取引のある業者とか、通常の一般の消耗品のところで取引がありますので、もしかしたらそういうものを扱えますかという話はこちらで振ったことがあるんですが、その後の処理についてはこちらでも把握しておりません。 248 山根史子委員 私の経験なんですが、私は途中から箸セットに変わり、担任の先生からは、「これは中学三年生まで使うので大事にするように」という説明があって使っておりましたが、中学三年生になると、ほとんどの生徒はなくして持っておらず、割り箸を持参して使っている生徒がほとんどだったかと思います。中学生ぐらいになると、他の生徒と違ってもそんなに意識はしないでしょうが、小学校低学年だと、箸を使っていて折れてしまったりですとか、なくしてしまって、自分だけ箸が違うものを使っているとかというのは、少しやはり嫌な思いをする児童がいると思います。単品購入ができるのかどうかというのは確認がとれないので何とも言えませんが、確認していただいて対応を考えていただけたらと思います。 249 学校給食課長 個人のお店なので、問い合わせが難しい部分もあるんですが、一応どのような形にしているとか、その辺は確認して、何となく、どうでしょうかというお話はしてみたいと思います。 250 吉敷 賢委員 二点ばかりお尋ねしたいと思います。  平成七年に小中学校の耐震化の工事の調査が始まり、八年から昨年、二十四年でこの工事は無事終わったわけです。老朽化した施設や設備の改修、そして教育の環境の改善が図られて、子供たちが安心して勉強ができる環境が整ったわけでありまして、そうしたことについては皆さんの御努力にも敬意を表したいと思います。  先日、市の防災訓練がありましたが、学校では防災訓練、対策というものは行われているんですか。まず、お尋ねをいたしたい。 251 学校教育部副部長兼学校管理課長 防災訓練の件ですが、学校では年二回から三回ということで避難訓練というのを行っております。その場合は、地震を想定したり、火事を想定したりそれぞれ、あるいは防犯も含めて避難訓練を実施しております。 252 吉敷 賢委員 東南海地震だとか、富士山が爆発をするとか、地震が、関東大震災みたいな地震がいつ起きてもおかしくないような状況の中で、やはり子供たちのために、いざというときのことを考えて、しっかりと訓練をしていただきたいということをお願いしておきます。 253 学校教育部副部長兼学校管理課長 今、委員さんから御指摘いただいた部分については深く受けとめて、学校を指導してまいりたいと思います。 254 吉敷 賢委員 それから、もう一点、この間、e‐ネットキャラバンという、講師の方を呼んで勉強会がありまして、聞いてまいりました。いわゆる携帯電話やパソコンから気軽にインターネットに接続をして、人とコミュニケーションを図ったり、情報を集めたり、ショッピングをしたり、これはもう皆さんよく御承知のとおりであります。しかし、こういう便利な生活ができる反面、いろいろなネット犯罪やトラブルが起きていると、ネット詐欺だとか、出会い系サイトを介した誘い出し等、性被害だとか、ネット犯罪予告、ネットいじめなどがあるということです。特に子供たちも、メールを常に気にして見ているものですから、なかなか寝ることもできず睡眠不足になるとかいろいろな被害があるようですが、その辺のことについてどのように考えておりますか。 255 学校教育部参事教育センター所長 今、委員さん御指摘のe‐ネットキャラバン、これは実際に市内の学校でも、学校単位で依頼をして児童生徒にそういった機会を設けているというところもあります。それから、こちらセンターといたしましても、情報モラルということで教員向けの研修も計画をして行っております。今、御指摘のように、いろいろなネットであるとか、LINEであるとか、そういったことが生徒指導上、大きな課題になるということもありますので、まずは教員の資質を高めて、子供たちの使い方についても指導できるように、研修の中にもそういったものを取り入れながら行っているところです。 256 吉敷 賢委員 プロフとブログというのがあるんですね。それで、ビデオを見せてもらったんです。そうしましたら、高校生かな中学生かな、中学生がブログをつくりまして、それでやりとりをするわけです、男の人と。そのブログから今度はメールに交換して、いろいろさらにやりとりをして、それでは会いましょうということになって、会うことになって場所を指定して行ったわけです。そうしたらば、もうブログで両方写真は見ているからわかるから、会ったことないわけだけれども見て行ったらば、迎えが来て、何とかさんですね、男の人が声をかけた。ところが、男の人は違う人なんですね。その女の子は、だからびっくりしてしまって、そこでビデオは終わったわけです。だから、非常にそういう形で車に乗せられて連れていかれると、まことにこれは大変なことになるなと思ったんですが、この辺のやはりさらに子供たちに対する指導は、どのように考えますか。 257 学校教育部参事教育指導課長 委員さん御指摘のように、各学校の子供たちは、メール、LINE等で多くのインターネットを使ったことをやっている状況があります。その中で、各学校での指導内容なんですが、例えば警察の方に来ていただいて講演を行っていること、こちら側からでは校長会、教頭会、あと生徒指導主任会というところで、このネットに関する指導を入れてまいりました。そこを通じて、子供たちに啓発を図ってまいっております。  また、各種の今、パンフレット等が出ておりますので、それを参考に指導するようにということで、保護者会等では保護者にも図るような指導をしてまいりました。 258 吉敷 賢委員 こうしたことをしっかり理解をしていただいて、子供たちがネット犯罪やトラブルの被害から、また加害者になる可能性もあるわけですが、遭わないようにしっかりと教育をすることが大事だと思いますので、どうぞひとつよろしくお願いしたいと思います。 259 学校教育部参事教育指導課長 今御指摘のように、ネット犯罪、またLINE等による問題も学校で起こっております。これからも一層指導を続けてまいりたいと思います。 260 川口知子副委員長 恐縮です。一点だけ、御質疑をいたします。  主要な施策の説明書、こちら百三ページ、先ほど来、いじめの問題が御議論されておりました。こちらにおいては、小中学校の昨年度のいじめの件数を伺いました。それで、年度内で全て解消していると、いじめの問題については解消という表現が記載されておりました。こちらは、市民の皆さん見る内容だとも思いますので、重要な点です。いじめについては年度内に全て解消しているという表現、そしてもう一方では、こちらはいただいた資料、平成二十四年度主要事業の取り組み状況調べという中で、これについては、決算シート、さわやか相談員の配置について、この二十四年度の主な取り組みの中で御説明が、いじめに関する記述があります。解決した件数、そして解決率というのが載っておりました。そのうち、いじめに関する解決件数三十三件中二十八件、不登校に関する解決件数が載っておりましたが、こういったところ整合性が合わない部分があります。今現在、いじめで悩まれている、あるいはさわやか相談員や学校側に相談して困っているという方がいらっしゃるとは思うんですが、全て解消しているという、この主要な施策の説明書については、これはそのとおりか一点だけ確認させてください。 261 学校教育部参事教育指導課長 いじめの認知件数に関しまして、先ほどお話ししたとおりですが、この年度内に全て解消しているということですが、年度内に全て対応していると、いじめがわかった時点ですぐ対応して、経過観察中のものもありますので、そういう意味で捉えていただければありがたいと思います。 262 川口知子副委員長 解消と対応とでは、大きく意味合いが違うかと思います。やはりこういった資料は、保護者の皆さんも目にする機会等もあるかと思うんです。なので、この表現、この主要な施策の成果に関する説明書の全て解消という、その表現については、これはずっと残りますので、これについては、今の御答弁だと対応をさせていただいているということで、解決には至っていないと、いじめはまだあるんだという、そういう御認識だと思うんです。であれば、これについてはいかがお考えなのでしょうか。百三ページの表記について、解消という、こちらは上段から、いじめ・不登校対策の四段目です。解消という表現について、ただ、対応されたというところについて、被害者の方ももちろんいらっしゃいますので、そちらのやはり教育委員会全体にかかわる問題だと思いますので、こちらの対応だけ御指摘をさせてください。 263 学校教育部参事教育指導課長 委員さん御指摘のように、この解消しているということでの言葉の使い方の問題もありますが、一旦は解消したというような、そのことがあるのかなと思いますが、全てに対して対応しまして、経過観察中のものがありますが、言葉を十分検討して、この内容を訂正していきたいと思っております。 264 川口知子副委員長 誤解のないように対応していただければと私からは申し添えて、ほかに議論も多々ありましたが、本会議場もありますので、冒頭もありがたい御指摘も受けまして、以上といたします。      (質疑終結) ○討  論  な  し ○採  決  起立採決 認定  ─────────────────────────────────── ○議  題
     議案第八五号 平成二十五年度川越市一般会計補正予算(第二号)の所管部分 ○提案理由の説明(教育総務部副部長兼教育財務課長) ○質  疑  な  し ○討  論  な  し ○採  決  簡易採決 原案可決  ─────────────────────────────────── ○議  題  所管事項の報告について      (資料配布)  埼玉県西部地域振興ふれあい拠点施設及び川越市文化芸術振興・市民活動拠点施  設の管理等に関する協定の締結について ○報告説明 265 文化スポーツ部副部長兼文化芸術振興課長 埼玉県西部地域振興ふれあい拠点施設及び川越市文化芸術振興・市民活動拠点施設の管理等に関する協定の締結について御報告申し上げます。お手元の配布資料をごらんください。  初めに、事業の経過について申し上げます。  本市と埼玉県は、(仮称)西部地域振興ふれあい拠点施設整備事業で県・市が整備をしております公の施設の利用、管理及び指定管理者の指定の手続などについて規定しました施設条例を平成二十五年六月の末に施行いたしました。  また、去る七月三十一日には、施設の適正な管理及び運営等に資することを目的としまして、埼玉県西部地域振興ふれあい拠点施設及び川越市文化芸術振興・市民活動拠点施設の管理等に関する協定を締結いたしました。  これに基づきまして、八月一日に指定管理者の募集を公告し、九月二十四日を申請の期限といたしまして、現在、埼玉県と共同で指定管理者の募集事務を実施しているところです。  次に、協定の内容です。お手元の資料に各条の概要は示させていただいておりますが、主な条項を御説明申し上げます。  第一条は、協定の目的を規定しております。  第二条は、協定の範囲です。恐れ入りますが、資料の別図一をごらんいただきたいと思います。赤線で囲まれた範囲を協定の対象範囲としております。  第四条は、施設の所有区分です。同じく資料の別図二をごらんください。各階ごとに所有部分を色分けしております。別図が、場所の色分けを目的としておりますことから、図面の縮尺が小さく、諸室名等が不鮮明で恐縮です。主な区分を申しますと、市が占有する部分が黄色、県が占有する部分が青色、県・市の共有部分のうち、玄関ホールや廊下などの一般的な共用部分が緑色、駐車場が薄茶色です。区分や共有比率等につきましては、各図面の凡例等を御参照ください。  なお、資料末尾の参考に、別図ごとの凡例等を記載しておりますので、あわせて御参照ください。  続きまして、第六条は、施設の管理区分です。別図三をごらんください。施設の管理は、基本的に指定管理者が行う予定ですが、県・市が共有する部分につきましては、実務上、県・市のいずれかが指定管理者の窓口となるように割り振りを規定しております。  第七条では、施設管理の費用負担を規定しております。基本的に第四条の所有区部に基づき負担をするものとしております。その他、駐車場や太陽光発電による収入、共有部分の使用、業務のモニタリングなどについて規定しております。  最後に、今後のスケジュールです。  現在、実施しております指定管理者の募集を九月二十四日に締め切りまして、現在、募集事務を進めておりますが、十月上旬から選定委員会を開催し、委員会の意見を踏まえまして、十月下旬には県・市で候補者を選定する予定です。その後、本年十二月議会に、指定管理者の指定議案と債務負担行為設定にかかわる補正予算を上程させていただく予定です。この結果を踏まえまして、指定管理者との協議を実施し、今年度末に基本協定を締結する予定です。 ○質  疑  な  し  教育委員会における債権回収対策について ○報告説明 266 教育総務課長 教育委員会における債権回収対策について、御報告させていただきます。お手元の配布資料をごらんください。  平成二十三年度に策定された「第二次川越市市税等収入率向上プラン」では、基本目標の一つに「累積滞納額の削減」を掲げ、全庁的に収入率向上に取り組んでいるところであります。教育委員会におきましても、当プランにより累積滞納額の削減に取り組んでおります。納付が滞っている債権につきましては、督促、催告などにより早期の納付、滞納の解消に努めておりますが、教育総務課が所管する育英資金貸付基金及び学校給食課が所管する学校給食費の債権に係る滞納者の中には、再三の呼びかけに対し接触ができない案件、または履行されない案件があります。それらの案件につきましては、回収困難案件として収納対策室に移管し、滞納額の削減に取り組んでいるところですが、平成二十五年八月末現在、同室における電話、臨宅及び最終催告におきましても何の反応もなく、かつ支払う意思のない回収困難な状況にある債権があります。  引き続き、納付に向け滞納者に働きかけを行ってまいりますが、一定の期限を設定し、納付期限までに納付に至らない場合は、当該債権につきましては、本市として初めてになりますが、少額訴訟など適切な手法により法的措置を実施してまいりたいと考えております。  なお、少額訴訟とは、六十万円以下の金銭の支払いを求める訴えについて、原則として一回の審理で紛争解決を図る手続です。 ○質  疑  な  し  川越市コミュニティセンター運営審議会からの提言の受理について ○報告説明 267 教育総務部参事兼地域教育支援課長 川越市コミュニティセンター運営審議会からの提言の受理について御報告させていただきます。お手元の資料をごらんください。  まず、一点目ですが、川越市コミュニティセンターの概要ですが、川越市コミュニティセンターは、昭和五十三年「埼玉県モデルコミュニティセンター設置事業」の補助を受け、建設されました。現在、川越市福原公民館内に設置されております。  その所掌事務は、川越市長から教育委員会が事務委任を受け、教育委員会では福原公民館長に事務委任を行い、予算管理は教育委員会教育総務部地域教育支援課で担っております。  次に、二ですが、川越市コミュニティセンター運営審議会からの提言の提出についてですが、資料二枚目にありますように、平成二十五年八月三十日、当該施設の運営審議会から市長に「川越市コミュニティセンターの今後のあり方について(提言)」が提出されました。  当該運営審議会では、「川越市コミュニティセンターの今後のあり方について」昨年度から四回の会議を重ねるとともに、利用者へのアンケート調査を実施し、当該コミュニティセンターを廃止し、福原公民館へ統合することが望ましいとし、提言として提出されたものです。  続いて、三ですが、川越市コミュニティセンターの今後についてですが、今後、川越市及び川越市教育委員会では、当該運営審議会からの提言を真摯に受けとめ、当該コミュニティセンターを廃止し福原公民館へ統合し、市民の利用に供するよう事業を進めてまいりたいと考えております。  最後に、四、川越市コミュニティセンターの廃止に伴う懸案事項等についてです。まず、一点目といたしましては、当該施設の廃止による利用者への影響についてです。当該施設が併設されている福原公民館へ統合することで、その影響は少ないものと考えています。二点目といたしましては、公民館利用者に対しましても、当該施設を統合することにより、福原公民館の施設がふえることで、好影響を与えるものと考えています。三点目ですが、提言にもあるように、わかりやすい利用形態や公平性等の観点から、市民の皆様に理解されるものと考えております。  なお、裏面は、当該コミュニティセンター及び福原公民館、福原出張所の施設案内図並びに利用料金表です。 ○質  疑  な  し  川越市公民館使用料並びに貸出区分等の見直しについて ○報告説明 268 教育総務部参事兼中央公民館長 川越市公民館使用料並びに貸出区分等の見直しについて御報告させていただきます。  一、公民館使用料並びに貸出区分の現状ですが、公民館使用料につきましては、昭和五十一年に使用料算出基準を改正し、現在まで適用してまいりました。また、施設の貸出区分につきましては、当初から一日を三区分に分けて、施設貸与を行っておりました。  今回報告させていただく見直し項目につきましては、平成二十一年から公民館職員による検討を重ね、一定の結論が出たものです。  二の公民館使用料につきましては、平成十九年度に公の施設の使用料設定にあたっての基本方針が策定されました。施設の利用に要する経費につきましては、利用される方にも受益者負担の原則に基づき、応分の負担を求めることを基本的な考え方とし、公民館使用料もこの基本方針に当てはめて算定してはどうかというものです。施設の貸出区分につきましては、公民館の使用時間が二時間から二時間三十分の使用が全体の六〇%から七〇%という実績を考えますと、現状では使用していない時間分も含めた使用料金になっているため、使用する時間分に改めようとするものです。  三の減免基準につきましては、公民館使用条例施行規則第四条に記載されている減免規定の見直しを行おうとするものです。内容は、同条第二号に使用料を免除としていた「機関」と「団体」を分けて、団体を「免除」から「五割減免」に見直しをしようとするものです。  登録グループの見直しにつきましては、川越市公民館グループ育成要綱に記載されております認定基準の見直しを行おうとするものです。内容は、認定基準に登録グループの活動内容をテーマにした講座を公民館と共催で年一回以上開催していただけないかというものです。  以上が、公民館職員により見直しを検討してきた内容です。現在は、市民の意見を伺うべく、公民館運営審議会に意見をお聞きし、社会教育委員協議会、各公民館運営協力員並びに登録グループの皆様に御説明をさせていただき、各グループの考えをお聞きしているところです。今後は、いただいた御意見を尊重し、慎重に検討してまいります。 ○質  疑  な  し  ─────────────────────────────────── ○閉会中の特定事件については、地方自治法第百九条第八項の規定による継続審査  とすることに決定した。 ○閉  会  午後三時五十三分 Copyright © Kawagoe City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...